英語で「たくさんの」や「多くの」と表現したい時に使われるのが「a lot of」ですが、同じようなものに「lots of」があります。
「a lot of」と「lots of」の違いは何なのか、また、どう使い分けたらいいのでしょうか。
「a lot of」と「lots of」の違い
「a lot of」も「lots of」も、どちらも「たくさんの~」という意味で特に違いはありません。
強いて言えば、「a lot of」よりも「lots of」の方がよりカジュアルでくだけた表現になります。
また、「lots of」の方が、イメージ的に数がより多い場合に使われるようです。
「a lot of」と「lots of」の使い分け
「a lot of」と「lots of」は基本的に使い分けを意識する必要はありません。
「many」と「much」は可算名詞(数えられる名詞)か不可算名詞(数えられない名詞)で使い分けなければなりませんが、「a lot of」と「lots of」は可算名詞でも不可算名詞でも使うことができます。
そういう意味では便利な表現です。
I have a lot of(lots of) books.(○)
私は本をたくさん持っています
I have a lot of(lots of) furniture.(○)
家にはたくさん家具があります。
可算名詞は「たくさんの○○」となるので複数形にします。
不可算名詞は複数形がないのでそのまま単数扱いです。
「many」と「much」の使い分けに困ったら、「a lot of(lots of)」を使う、という手もあります。
慣用表現での使い分け
「a lot of」と「lots of」は慣用表現では使い分けなければならない場合があります。
例えば、手紙やメールの最後で「愛をこめて」というメッセージで使われる「lots of love」という結びの言葉では、基本的に「a lot of」は使われません。
また、「lots and lots of~」(かなりたくさんの~)という表現でも「a lot of」は使われません。
逆のパターンだと、「quite a lot of」(かなりの)という表現では「lots of」は使われません。
ただこれらの慣用表現は、そういうものだと一度覚えてしまえば問題ないですね。
まとめ
「a lot of」も「lots of」も基本的に意味合いに違いはなく、使い分けも慣用表現を使う時以外は特に気にする必要はないです。
ただ「a lot of(lots of)」は口語的な表現ですので、日常会話やカジュアルな文章で使う分にはいいのですが、公的な文書などでは使わないようにしましょう。
日本語でも、「たくさん」と表現したい時は「多く」「いっぱい」などといろんな言い方がありますよね。
「a lot of」と「lots of」もこの感覚に似ているので、あまり深く考える必要はないと思います。